汽車でおでかけ
昨日の飛行機のショックを未だ引きずりつつお目覚めです。。。やっぱり飛行機に乗ると心理的に凹んじゃいます。
とは言いながらも、今日は汽車でお出かけです。九州山地を半分ちょっと横断です。気を取り直して駅へと向かいます。
駅へ着いてみると、新幹線の工事の真っ最中です。
昔格好良い機関庫があったあたりには、新幹線の高架が立ち上がっています。
新幹線工事の影響で、構内の配線も大きく変わっていて、今日乗る「九州横断特急号」も4番ホームと言う、行き止まりの中途半端なホームからの出発です。
汽車を待つ間、色んな列車が行き交います。
いやいや、見ていて飽きませんね。
そうこうしているうちにやって来ました!
「九州横断特急」号です。・・・なんと言っても名前が、格好良くないぞぉ~・・・。
豊肥本線を走るんでしたら、せめて「ひまわり」号とか、「火の山」号とかを名乗って欲しいな。。。
一時、JR九州の特急は殆どがこの赤色で塗りつぶされていた時期がありましたよねぇ~。485系なんて可哀想なほどの、厚化粧に感じました。
とは言え、各社に250馬力のエンジンを2基ずつ積んだ強力車です。1車あたり500馬力ですよぉ~!!!今日は、3輌編成ですので、合計1,500馬力です。
その昔、キハ58+キハ65+キロ28+キハ58で運転していた頃なんて、4輌編成で1,400馬力ですから、比べものになりませんね。
今日は3両編成でしたので、キハ186に乗り込みました。JR四国時代はキロハ186形と言う半室がグリーン車だった車両です。
もちろん昔グリーン車だったシートに腰を下ろします。
車内もあちこち手が加えられていて、木目を生かした内装になっていました。
シートの座り心地を楽しんでいる内に、竜田口駅を通過します。ここからがキハ185系の本領発揮です。
これから先、阿蘇の西側の外輪山を登っていきます。
以前、急行「火の山」号のキハ65に乗った際には、台車のオイルダンパー取り付け前だった影響か、武蔵塚駅前後の直線で、ドシィ~ン・ドシィ~ンと言う振動が続いていた記憶があります。
春の九州山地の山並みをぼぉ~っと眺めている内に、立野を過ぎスイッチバックです。再度向きを変え、外輪山の最後の急勾配に挑みます。
下を見れば、立野駅で離合した列車が坂道を下っていきます。
この赤水駅手前までの急勾配、昔は時速30km程でトロトロと登っていっていたような気がしますが、やっぱり185系だけあって、カーブでの速度制限は受けているようですが、結構スピードが出ています。
この坂を登り切れば、宮地駅まではカルデラの中を走ります。遠くに霞む阿蘇五岳が見えてきました。
宮地駅からは、今度は外輪山の東側の山越えです。ここから波野駅手前まで、25パーミルの勾配が続きます。
側線には、キハ47が休んでいました。
遠くに根子岳が見えています。この先、右へ右へと勾配を上り、その先左に大きくカーブして、外輪山を登り詰めていきます。
左下の遠くには、大観峰が見えています。外輪山の北側です。床下からは、250馬力×2基のエンジン音が山に響いています。
長いトンネルを抜け、少し坂を下ると波野駅です。それにしても、久々に阿蘇の外輪山をじっくりと楽しませて貰いました。迫力有りますねぇ~!!!
ここからは一転して、九州山地のなだらかな山々が広がっています。遠くには、祖母山が見えてきました。
玉来駅までの連続勾配をエンジンブレーキを使いながら駆け下っていきます。結構スピードが出ています。
クヌギ林の新緑が綺麗です。
豊後竹田駅に到着です。ワンマンカーが止まっていました。豊後竹田~大分の間って、昔は4輌編成か、倍の8輌編成だったのに・・・。キハ55+キハ55+キハユニ26+キハ55とか記憶しています。
と言うことで、九州山地を半分ちょっと横断してきました。
発電所の手前で大野川を渡ると、そろそろ到着です。この場所、以前の大雨で鉄橋が流されたりして、大きな被害を受けたところです。
この橋梁の上流側、麦の穂が出る頃には、カマツカをあほう釣りして遊んだものです。
到着しました。降り立つとホッとします。
やっぱり汽車の旅ですよねぇ~!!!別府へと向かう列車を見送ります。
振り返れば、Y字ポイントの先に先程通ってきた熊本からの線路が続いていました。
さてさて、実家に到着です。田んぼのレンゲが出迎えてくれました。
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